エッチなキーワードって、スマホの予測変換には残したくないですよね。
だから、私はひらがなで検索することが多いのです。
「おっぱいちっそく」とか「がんめんきじょう」みたいに。
その経験から私は考えました。
「よし、『すかとろ』で検索上位を取ろう!」と。
今回は、この手法を実際に試した記事をもとに、以下の2つの疑問に答えます。
- ひらがなキーワードだと、本当に上位を取りやすいのか?
- ひらがなキーワードを狙う手法に問題点はあるのか?
私と同じように「ひらがなキーワードを狙うSEO」をやろうとしている方の参考になれば幸いです。
もくじ
まずは、「ひらがなSEO」を試した記事を紹介
自分は「ぽちゃPRESS」というマニアックな性的嗜好のサイトを運営しています。
その中で書いたのが上述の記事。サイトの趣旨である「ぽっちゃり」という枠からは外れるものの、何がヒットするかはわからないのでとりあえず書いてみたという感じです。
冒頭で述べた通り、「すかとろ」というひらがなキーワードを狙いました。
当然キーワードのリサーチも行ったんですが、リサーチ内容は上述の記事に書いてあることそのものですね。
要するに、ひらがなワードをリサーチしながらこんなことを考えていたわけです。
- 「スカトロ」は競合が強そう…
- 一方で「すかとろ」を狙ったSEO対策をしてる人って少ないのでは?
- じゃあ「すかとろ」なら検索上位を狙えるかも?
上の記事を読んでいただければわかりますが、「すかとろ」も月間1万回くらいは検索されているため、上位表示できればかなり集客ができそうですね。

裏話をすると、本当はスカトロAVのレビューを書きたかったんですけどね。
そちらのほうがアダルトサイトへの登録を促せるので収益性が高いと思ったからです。
でも、ひらがなキーワードを狙う以上、記事内に「すかとろ」というワードをある程度含めねばなりません。レビューでひらがなを使いすぎるとあまりに露骨ですよね。
そう考えた結果、ひらがなワードの分析記事になったという経緯です。
選定したキーワードも、考え方も、何から何まで汚いですね。
ひらがなワードを狙った結果: 検索上位は取れた
記事を書いて数日後、「すかとろ」のGoogle検索で80位を取りました。
「80位って微妙すぎ…」と思う人もいるかもしれませんが、以下を加味すると上々といえるのではないでしょうか。
- 上述の記事はサイト全体で6記事目である
- 狙ったのは月間1万人も検索するワードである
検索数的にも、それなりの流入が見込めるか?と、思ったのですが…誰も来ませんでした。
他の記事では狙ったワードで流入があるのに、これだけはマジで流入がありません。インプレッションはダントツなのに。
インプレッションとは
検索結果に表示された回数のことです。
現在、上述の記事を書いてから約3か月が立ちました。Google Search Consoleでインプレッション多めのワードを並べるとざっくりこんな状況です。
※Google Search Consoleのスクショを載せるのは規約違反なので、手作りの表で説明します。
キーワード | クリック数 | インプレッション |
すかとろ | 0 | 約100 |
イズムAV | 5 | 約30 |
天音しおん | 3 | 約20 |
このように、検索結果には表示されていても誰もクリックしていないことがわかります。
ひらがなキーワードを狙うSEO手法の問題点
問題点1: 需要とマッチさせるのが難しい
なぜ誰もクリックしてくれなかったか?これは一言で言えば、需要とマッチしていなかったのだと思います。
たぶん、「すかとろ」で調べる人は「知人に性癖がバレたくないけどスカトロの動画や画像が見たい」人なんですよね。
誰も、自分の性癖に需要があるかなんて知りたくないわけです。
じゃあ、書くならスカトロAVのレビューなどがよかったのでしょうか?
でも、レビュー記事内でひらがなワードを出すとどうでしょう。
「なんだこの不自然な記事は」となって、今度は直帰率が爆上がりしそうです。
ポイント
以上のように、不自然な記事にならないようにひらがなワードを狙うためには、トピックが限られてしまうのです。
問題点2: 将来的には淘汰される方法である
結局のところ、ひらがなでSEO対策するという手法は小手先のテクニックの代表例とも言えます。
そういう方法は、現在は存続が難しくなってきています。
上述の記事も、書いた直後は80位前後だったものの、2020年8月現在は100位以下に飛ばされています。
原因は、8月頭のGoogle コアアップデートです。
Googleの検索エンジンは年々賢くなっているので、ひらがなやカタカナといった「本質的に意味のない違い」は、検索エンジンが判断できるようになるでしょう。
コアアップデートで私の記事が飛ばされたのは、ひらがなSEOが既に淘汰されつつある証拠なのかなとも思えました。
ポイント
将来的には、このようなテクニックは全く使えないものになりそうです。
総括: ひらがな狙いのSEOは短期決戦用
ひらがなを狙ったSEOは、一時的には検索上位を取れるかもしれません。
しかし、検索上位に表示されてもクリックされなければ意味がなく、うまく需要にマッチした記事を書くにはテクニックが必要とわかりました。また、長期視点だと淘汰されやすい方法でもありそうです。
ここから考察すると、相性の良い分野があるとしたらトレンドアフィリエイトのような短期決戦系かなと思いました。
デメリットが大きい手法なので、使うにしてもかなり上級者向けの方法という印象ですね。